大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査とは

肛門から大腸の最深部(盲腸)まで内視鏡を挿入し、二酸化炭素を送気しながら大腸のヒダを伸ばし、見落としがないように丁寧に大腸粘膜を観察する検査です。

大腸の精密検査には、大腸内視鏡検査と注腸レントゲン検査がありますが、両者の違いは、「組織検査ができるかどうか」「治療ができるかどうか」の2点です。

大腸がんのほとんどは腫瘍性ポリープから発生することが分かっていますので、腺腫性ポリープを早期発見し、切除することが大腸がんを予防する有効な方法ですので、当院では発見したらなるべくその場で摘除するようにしています。

こんな症状のある方
  • 血便
  • 急に便秘がちになった
  • 下痢を繰り返す
  • 便が細くなった等の便性状の変化
  • 排便回数の変化
  • 腹痛、膨満感
  • がん検診で異常を指摘された(便潜血陽性)
  • 大腸ポリープをとったことがある
  • ご家族に大腸ポリープや大腸がんになられた人がいる方
痛くない検査

当院の大腸内視鏡検査の特徴(長所)は以下のような点です。

  • 数多くの検査経験を積んだ医師が検査を行うことで、挿入時の苦痛を最小限にできる
  • 市販されている中で最も細い径の内視鏡を使用することで、痛みが出にくい
  • 観察する際、大腸内に空気の代わりに二酸化炭素を使用することで、検査後のお腹の張りが少ない
  • 鎮静剤を注射してから検査を行うことで、ウトウトしている間に検査が終わる

このように、出来るだけ苦痛がない検査ができるような条件を整えていますのでご安心ください。

内視鏡検査の流れ

  1. 予約

    まずはお電話で診察日を予約してください。

    診察・検査の予約06-6202-6566

    診察・検査の予約06-6202-6566

    【受付時間】診察予約 09:00-17:30

    大腸内視鏡検査は、基本的には検査前診察をお願いします。

  2. 事前診察

    現在の症状やこれまでの病歴などお話をお伺いします。

    患者様のご都合を聞きながら検査の日時を決定し、検査の予約をお取りします。

    内視鏡検査に必要な血液検査を行い、内視鏡検査についての詳しい説明をします。

    診察時にお持ちいただくもの

    • 保険証
    • 服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容が分かるもの
    • 「検診や人間ドックで異常を指摘された」方はその検査結果一式
  3. 検査前日

    事前診察の際にお渡しした説明用紙をよく読んで、夕食の時間などに留意ください。
    説明文書に沿って、決まった時間に下剤を内服してください。

  4. 検査当日(検査前)

    検査予約時間の4時間前に来院していただきます。

    専用のお部屋(前処置室)で腸管洗浄剤(腸の中身を洗い流すお薬)を飲んでいただきます。
    個人差はありますが3時間くらいかけて腸の洗浄をします。

    前処置室の過ごし方について

    • 雑誌等がありますが、ご自分の本、雑誌、PC等をお持込いただくこともできます。
    • 同日に検査をする数名の方と一緒にお過ごしいただきます。
    • なるべく男性、女性は別の部屋になるようにしてあります。

    ご自宅で腸管洗浄剤を服用される場合

    • お住まいが近くの方、検査経験のある方は、ご自宅で服用していただくことも可能です。
    • 新型コロナウイルスの流行により、自宅服用することをお勧めしています。
    • 検査予約時にご相談ください。
    • 検査予約時間の30分前に来院していただきます。
    • 来院時点で便が透明になっていない場合は、追加で洗浄剤を服用していただく場合があります。

    便が透明になり、大腸の準備ができたら

    検査の前に、専用の検査着に着替えていただき、点滴ルートを確保します。
    検査室にご案内し、検査の準備をします(診療の状況次第で、予約時間通りに検査が開始できないこともあります。ご了承ください)。

  5. 検査当日(検査)

    血圧や脈拍などを確認した後、鎮静剤を注射して半分眠ったような状態で検査を行います(ご希望や全身状態によっては鎮静剤を使わないこともあります)。
    大腸内視鏡検査では、全大腸を詳細に観察します(検査の所要時間は、挿入に要する時間や処置の有無で異なりますが、20分前後です)。
    ポリープが見つかった場合はその場で摘除することもあります(ポリープがあった場合の処置については、検査予約時の診察の際に説明します)。

  6. 検査当日(検査終了後)

    検査終了後は、鎮静剤の効果がなくなるまで、ベッドでお休みいただきます。
    処置の有無、鎮静剤の効果によって異なりますが、1〜2時間程度お休みいただきます。 ポリープ摘除の有無にかかわらず、当日の検査後は、車の運転や飲酒は避けてください。
    ポリープを摘除した場合は、その後1週間、ご旅行を避けてください。飲酒やゴルフなどの運動も避けてください。

  7. 検査結果の説明

    検査の結果を、モニターを見ながら医師よりご説明します。

    • 生検検査やポリープ摘除を行った場合、組織の検査結果は後日説明します。

検査費用

1割負担 3割負担
生検・組織検査
なし
(観察のみ)
2,300
前後
7,000
前後
生検あり
ポリープ切除なし
4,000

6,000
12,000

18,000
生検あり
ポリープ切除手術あり
9,000

10,000
27,000

30,000